ブログ開始1ヶ月

イメージ 1

                    写真は、ライトアップされたイスラマバードの首相府


長らく、日・パ旅行社のHPに「オバハンからの気まぐれ通信」を載せていたが、こちらのブログにして1ヶ月。
ブログは「便利と言えば便利」だが、オバハンの思ったままを書いて、そのまま掲載という形には「キケン」な部分があるのかも…  ま、オバハンは報道にたずさわっているわけでもなく、私見を書いているに過ぎないので、文章の責任???がオバハンにあることは言うまでもない。

さて、オバハンのブログは1ヶ月。
パキスタンは英領だったインドから分離・独立して60年を迎えた。
各新聞社の論調は、「祝賀ムードには程遠かった」としているが、パキスタン政府そのものは、各地での記念式典やライトアップした建物のデコレーションには、力の入れ方が例年とは違っていた。
首都の目抜き通り、各官庁、パキスタンを代表する大企業などによる電飾のデコレーションの華やかだったこと。暗い夜空に浮かび上がった建物群はアニメの世界を思わせた。
ただし、イスラーム過激派によるテロや反ムシャラフ政権デモに備え、治安部隊による厳戒態勢が敷かれていたのも確かだ。一般市民には、「人の集まるところはキケン」との認識が深く浸透しており、芋の子を洗うような混雑や、パキスタン国旗をなびかせ目抜き通りをバイクや車で走る若者たちも例年よりは少なく、そういう意味では例年のような熱気はなかった。オバハンたちも自宅から近い官公庁、大統領官邸前をサラリと廻っただけで、ソサクサと帰って来た…

そして独立記念日が終わった翌日から、首都の中心部に警戒態勢を敷いていた治安部隊や警察官の数が3分の1に減った。治安部隊による厳戒態勢が緩んでも、自分の心を引き締めていなければならないのは当然だが、街の雰囲気が和らいだ(ような気がする)。

朝晩の雨で朝方の空気は冷気を帯び、しっとり湿り気持ちの良い季節になっている。銃撃や自爆テロに怯えず、人間らしい落ち着いた気分で暮らせるのが、如何に幸せなことか…