裏読みの癖、裏読みの習慣を持たねば

一昨日、日本には報道の自由がない、68位だと2023年度の順位を書いてブツクサ言っていたら、きょう新たに2024年度の「報道の自由度ランキング」が国境なき記者団から発表されていた。で、調査対象国180ヵ国のうち70位と、昨2023年よりまたまた順位を2つ下げていた。で、調査をした記者団は、日本に報道の自由度が欠ける原因の1つとして、悪名高い日本の記者クラブ制を上げていた。確かに日本の記者クラブ制は、政府御下のみならず日本の津々浦々の役所・警察にも及んでいる。政府、各省庁・警察など等のお役所サマの意に添わない報道機関や記者は、そこに立ち入れない。立ち入れないから情報を貰えないということになる。早い話がお役所から頂ける、お役所に都合の良い記事しか書かないという前提のもとに、報道は出来上がっていると言うことだ。
だから政府やお役所・警察に批判的な報道機関、フリーランスの記者(ジャーナリスト)さらには外国人記者へは露骨な差別をしているとも。さらには「日本では政府や企業が、主要メディアの経営に日常的に圧力をかけている」その中にはNHKも入っていると、わざわざ付け加えられている。大企業がメディアに対して広告を出さないとか等、そんな圧力は昔からだし、「政権を批判するジャーナリストに対し、ナショナリストグループが日常的に嫌がらせを行っている」など、わざわざ批評を加えているところを、日々、ニュースを読む時に考えるべきだし、裏読みの癖というか、習慣も持つべきだな。

昨日、中国は月探査機の打ち上げに成功、その探査機にパキスタン宇宙技術研究所の超小型衛星ICUBE-Qが搭載されていると。ICUBE-Qとやらは月面撮影用に独自のカメラを搭載、ミッションが成功すれば月の裏側からのサンプルが回収出来るという。昨秋、インドが立て続けに無人探査機の月面着陸や、太陽観測衛星の打ち上げに成功しているから、パキスタンは気が気ではないのだろうな。南極大陸探検と同じで旗を立て、将来のために領域主張をせねば・・ということだろうか?