がんばる統一教会

韓国人たち23人が拉致をされてから、早や1ヶ月近くになろうとしている。
2人は解放されたが、拉致されたままの人々は、いろいろな不安や後悔に苛まされていることだろう…

韓国政府は韓国人のアフガニスターン渡航を禁止、違反者には罰金や懲役刑を科すと決定。日本政府も8月7日から、在アフガンの日本人に対して、国外退避勧告を発出。
日本政府だけではなく、他にも同様に「国外退避勧告」なるものを発出した国があるかもしれない。
アフガニスターンで活動する日本の支援団体も、日本政府の勧告に従って事務所をたたむ、あるいは近隣諸国への移転を苦慮している昨今で、長年にわたる地道な活動が停滞、あるいは後退することに暗澹としている団体も多いかと思う。
超逃げ足の速いオバハンなどは、韓国人拉致予告が出た時点の1年半前から活動方針を転換、この1年は電話やメールでの指示に切り替え、細々と活動して来た。
毎年、旅行会社として旅行者の「事故」を幾つも見聞き、あるいは否応ナシに巻き込まれ処理していれば、その始末にどれだけのエネルギーが要るか、知りすぎているが故に用心深くなる… 
逃げること、撤退することに迷いはない。
それも、「出来る時に、出来ることをする」とした「SORA-アフガン難民を支える会」の活動方針を許し、認めてくれている多くのご支援者があってのことだと、ご支援者の皆さまには感謝してもし切れない。

支援活動にはいろいろな形があり、それぞれに良き方法と思ったことをやればいいのだが…
この時期、再び統一教会の日本人会員がアフガンへ渡航、おなじキリスト教徒として人質解放のための支援をするという…(ただし拉致された人たちが、統一教会であるのかないかは知らない。念のため)

韓国人のアフガン渡航には罰則が伴うが、日本人なら渡航禁止にはなっていないというのが理由らしい。個々人の自由と、人権を尊重する日本政府が発出したのは、あくまでも「退避勧告」であるから、日本人は「勧告」を無視して個人のリスクでアフガンへ渡航することは出来る。
人道的支援であり犠牲的精神は解るが、「どうぞ二重遭難の事態だけは避けて欲しい」と念じている。