最近は治安が悪くなって緊縛強盗とか、闇バイトでの強盗などなどが目に付くようになった日本だが、世界的な基準から見たらとてつもなく平和で・・(オバハンから)見たら3等国に堕ちたにもかかわらず危機感ゼロに近いぬるま湯的な日本。その平和な日本に一番近い、馴染みある隣国で44年ぶりとかの「戒厳令」という現実。わずか数時間だけ、一晩だけの戒厳令発布だったとは言え、(遠い国の戒厳令よりは)あれあれ!と思い感じた人が少しはあったかも。日本人よりは過激・直截的な人が多そうな韓国のように想えるから、このままスッキリ落ち着くのか、どうかしらね。日本政府は在留邦人に対し「不測の事態が生じる可能性を考慮せよ」と、定番の注意。
パキスタンで暮らしていたら不測の事態など日常茶飯に近く、クーデターや戒厳令は何回か、家の上を銃弾が飛び交った数日、外出禁止令も何回か体験させて頂いた! 35年前のクーデター時は銀行口座も凍結、たまたま日本にいた息子はキャッシュカードも凍結という事態に見舞われた。以来、危険を察知する能力は研ぎ澄まされ、何かあれば銀行からほぼ全額に近い現金を下ろすと決め、一番凄い時は登山隊からの預かり金、200ℓのドラム一杯の現金を自宅に保管したこともあった・・でもそれはそれで凄く怖いし・・近年は銀行に預金をおくことも無くなったし仕事をやめて収入も無くなった!!
とりあえず不測の事態は身近にあるからと、野菜以外の食料は常に2~3か月分は確保してあるし、スタッフたち7人の食料も。そして、その不測の事態が苦にならないオバハンだからパキスタンで暮らせるのだろう。命さえ落とさねば何事もOKと思い極めて。
月めくりカレンダーにある中村先生の「陽だまりで 何を語らう 菊の群れ」を見上げ、先生が亡くなられてはや5年か・・と感慨を深くする。