シャリフ首相への退陣要求

6月末から1ヶ月間に渡る断食月、そしてイスラーム最大の祝日EIDが8月9日までだったかな… 
首相ナワーズ・シャリフの退陣を要求しての、野党によるロングマーチで首都は8月10日頃から厳戒態勢。いまもなお野党による首相の退陣要求は続いて結局、この45日間は仕事にならない日が続いている。 オバハンは現在無職なので、まぁ差し障りがあるとは言えないが、帰国する客の空港への足確保も出来ない、出迎えもヒヤヒヤもので、どれだけ毎日、気をもんだか。
おまけに仕事にならないスタッフたちを毎日、目にしてイラつきが増幅している。

8月14日はパキスタン独立記念日、政府は、その記念祝典が満足に出来ないくらい追い込まれたと思う。だが、運は首相ナワーズに味方したな。運もやはり実力なのかもしれない。ロングマーチは雨で半分は腰砕けになってしまった。

イムラーン・カーンやカドリ師に率いられた野党勢力は、ラホールから首都イスラマバードに向けて行進。 昨日も、今朝も土砂降り、真夏だと言うのに一晩中、冷たい雨の中で政府批判を繰り返し退陣を要求した人たちには辛かったろうと思う。 夜中1時、未明4時、用事があって起きていたのだが、大統領官邸前広場から聞こえて来る演説も、集会も低調だった。

今回の首相退陣は、軍当の一部がデモを支持しているとか言われ、もしかしたら……クーデターでも…という懸念もあって、近場に暮らすオバハンたちは「心の準備??」をしてもいた。治安部隊は市民生活を守るために12日から市内の道路を封鎖、家から車での出入りにも不便だった。もっとも道路封鎖で一般人が通行できなくなって、その分、安全が確保されているともいえる。

そんなこんなで、先月半ばから崩した体調、早い話が単なる夏バテ、熱中症だったのだが… 冷たい雨のせいで気温が下がって元気になった。