ラール・マスジッドはクリーム色に

なんとなく、ほのぼのとした「赤色」だったラール・マスジッドが、すっきりクリーム色に模様替え。
まだマスジッドの前と横には鉄条網が敷かれてあるし、アンチ・テロ警察隊は布陣したままだし、まだまだ警戒は厳しい。ラール・マスジッド横にある日曜野外市場の破壊ぶりも凄まじい。
そして銃撃・爆撃で斃れた多くの神学生を飲み込んだまま(と、言われている。1昨年の大地震で孤児になった子どもや女性がたくさん暮らしていたが、彼女たちはどこへ行ったのか?と)大破された神学校はブルドーザーに踏み潰され、文字通り更地になった。
周辺の樹木も10日あまりの銃撃・爆撃で吹っ飛んだとみえ、丸裸の広場が生まれている。
ただ、金曜礼拝がなくなったせいで、騒動は今のところ収まっている…
おかげで、下手っぴなアザーンやお説教に悩まされなくって有難い。

自爆テロがあったアッパラ・マーケットもマスジッドの周りも閑古鳥、閑散… 商売は上がったりの様相。特にアッパラ・マーケットは2週間以上もの戒厳令で商売にならず、 政府に補償を要求するンだって。
そんならウチも被害者じゃん… お客様からのキャンセルは相次ぎ、戒厳令地区で出入りは禁止、キケンとあって2週間は宿泊客なしだもの。 損害は甚大…
ま、これがカントリー・リスクというものだし、しょうがないか…