イスラマバードも寒い

イスラマバードでは11月半ば過ぎから、朝晩の気温が4℃と急激に寒くなった。 半年もの酷暑にさらされていた身体には、11月半ばからの寒さが沁みた。その上、下旬からは赤道直下の国へ行っていたので、毛穴が再び開いてしまい、帰国した翌日の寒く感じたこと。ようやく昨日あたりから身体が寒さに慣れて冬バージョンになったようだ。
真夏の国から、吐く息が白く見えるイスラマバード空港。そして市内への道路は相変わらずの厳重警戒、トラックで巡回するレンジャー部隊の兵士たちも緊張を解いてはいなかった。シャリフ政権に反対する国会前広場占拠の集会は、先月末で抗議集会を解散すると言っていたが、まだ解散には至っていないという。というよりも、各地で抗議活動を展開している。
そして3日前だったかにラホールの南ファイサラバードで死傷者が出た。死傷者が出るようにと、政府を煽っているのだから不思議でもなんでもないが・・・・・ そしてお決まりの「さらなる政府への抗議」で、週明けから大抗議集会になって市内は荒れるという。
すでに道路角には大きなコンテナが積まれ始めた。またまた道路封鎖をして抗議者の市内への流入を防ぐ作戦らしい。学校は前倒しで冬休みに入るというから、混乱が長引くことを考え、またまた食料の買い出しだ・・・
国会前での抗議集会の規模は小さくなったが、未明の寒さに良く耐えていると感心する。数々の批判を受けつつも、粘りに粘っているシャリフ政権の勝ちかな。
パキスタンの政権は、何が発端で転覆するのか判らないところが怖いが。

マララがノーベル賞の授賞式に臨んだというので、ニュースでは大きな扱いだが、人びとの関心は薄く、口端にも上らない。というか・・・・・・何と言えば良いのかな・・・・・・ 一般のパキスタン人の思いとしては・・・・・・出来レースにうんざりというところらしい。
タリバーン連合に名前を連ねている一部が、昨日、声明を発していた。「我々は教育を敵視しているのではなく、男女共学や欧米型の教育に反対している」と。オバハンには、この一部、タリバーンたちの理論というか、持論が理解できる。だからと言って第二第三のマララ事件が起こるのには大反対だが。