300万人規模の抗議行進

なんなの???まったく~~!!
今朝は新聞を開いて思わず大きな声を上げてしまったオバハン。一面トップはデカい写真入りでアフガン国境に近いクエッタで2件の自爆テロ、合計で100人近い死者と200人からの負傷者。 北西辺境州のスワットでもモスクでの集会中に仕掛け爆弾が爆発22人死亡80人の負傷。 カラチでも車が銃撃を受けて等11人死亡、北ワジリスターンでは民兵4人が… 印パ国境では数日前からの銃撃で毎日(これは結構危険な兆候)双方に死傷… きっと他でも新聞報道されない細々とした銃撃戦があったに違いない。

おまけに… 政権政党PPPと連立与党のMQM(インドからの独立時に組織され、多くはインドから移住して来たイスラーム教徒による政党)の話し合い(汚職の禁止とか、正しい政治・国家の運営を??とか)が決裂、MQMの基盤であるカラチから延々と首都までの1600㎞を抗議の大行進、13日~15日は要注意もいいところだ!

今週初めのMQM側の発表は参加者300万人、昨日の政府側発表は数十万人にも上ると言うからエライこっちゃ~ MQM側では「大規模抗議行進を平和的に行う」とのことだが、群集心理は恐ろしい。何が起こるか分かったものではない?!?!とは言うものの、ここ数年で起こった大地震や大洪水での被災者支援では、MQMがパキスタンで一番統制が取れ熱心な団体として印象に残っている。
政権党PPPやMQMに対抗する政党、民族主義派が互いに何をやらかすか、激しく熱い血を持つ人間の怒りがどう爆発するか…

政府は首都内へ抗議行進を入れないための措置として、3日前から主要道路には大型のコンテナを積み出した。9月下旬の預言者侮辱に対する抗議デモの際に、重い大型コンテナが摩擦の多い道路上をデモ隊に押しまくられ走ったことを政府側は学習しているのかなぁ??

市内では何処のガソリンスタンドでも1㎞近い長蛇の列。ガソリンスタンドが焼き討ちされたら怖いなぁ… しかし…電気がない、ガスがない、ガソリンがない、主食も品薄等々、今まで政府に抗議の声を上げなかった国民の方が不思議だ。