イランで日本人誘拐から3ヶ月

イランで日本人の若者が誘拐されて丸3ヶ月。日本政府はいったい何をしているのか!

年末に、一人の真面目そうな若者が陸路イランへ行きたい…と、日パ旅行社へ相談にやって来た。日本を出て6ヶ月ばかりになり、この間、出会った日本の旅行者何人かが陸路イランから来たという。だから自分も陸路でという話だったが、経由地のクエッタはー10℃以下にもなる。そこからボロのバスに乗り、まともに泊まれるような町もない砂漠の中を700km、治安の確保もされていないというのに行くというのか…。
冒険は若者の特権だと思う。だが、万が一の時に「どうしてウチの息子を止めてくれなかったのか!」と親に泣かれたこともあるオバハン、出せる知恵も出せない…

イラン東部、アフガン全域、そしてパキスタンの治安悪化は急激だ。きょうの知り合いからのメールでは、雑誌エコノミストの表紙を飾ったのは1個の手榴弾写真。手榴弾の横腹にはパキスタンと書かれ、そして国旗。タイトルは「世界で一番危険な場所」と。

テヘラン発、某日本の新聞によると、誘拐犯たちは「約1カ月半前からパキスタン側に逃げ込んだままで、解放交渉は進展していない模様だ」と。イラン政府はパキスタンやアフガンへトラブルを押しつけたいだけに違いない… それにしてもイラン、日本政府ともに無能だ。もし、パキスタン領内に潜伏しているというのなら、パキスタン政府との取り組みをも正式に考えねばならぬだろうに…未だ、何もない。

アフガン難民-SORAのHPが更新されました。
http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nippagrp/afghan.htm