イランでの誘拐から2ヶ月

今、「国際誘拐ビジネス」「ネゴシエーター」など誘拐にまつわる小説をベッドの横に積み上げて嵌まっている。興味を惹く本は何回でも、何十回でも読む。
日本人の学生も、イランで誘拐されてから2ヶ月が経とうとしている。

外務副大臣テヘランに到着し、6日まで滞在。イランの武装グループに誘拐された学生の早期解放に向け、支援をイラン外務省などに改めて要請するって…。
日本では、この誘拐は大きく取り扱われていないのかな? 危険な地域を通過した自分の過誤による「自己責任」という捉え方は間違いではないにしても、「早期解放に向け、支援をイラン外務省などに改めて要請する」という手法しかないにしても、いささかテンポが鈍過ぎではないのか… 
23人もの韓国人が誘拐されたのと、たった1人だけが誘拐されているのだからと、まさか取り組みの意気込みが違うなんてことはなかろうが… いかにも日本人らしく、礼儀正しい要請の仕方だなぁ…
外務副大臣のイラン入りは事件後、3回目という。テヘラン日本大使館もアタマを痛めていることとは思うが、なんとかしてやりたいよなぁ~~

オバハン自身は過去30年間で、身近で2件の誘拐事件に巻き込まれ、奔走したことがあるだけに、長引く解決は余計に気にかかる。 イラン政府が下手を打たない限り、誘拐された学生さんは逞しそうだし、もしかしたらペルシャ語ぺらぺらで帰って来るかもしれないなどと期待する反面、イラン、アフガン、パキスタン国境も厳寒期を迎えているから、急性の病気だけが心配だ……
健康を損ねることなく、1日も早く元気に帰日して行くことを願っている。