富の偏在が緩和される時

非常事態解除まで後10日余、政府は着々と「解除」に向け準備(実績作り?)に励んでいるようだ。
報道関係者などは確認が出来なければ報道できないが、巷の噂などは結構あたっていて、ほぼその通りのストーリー展開となるから、なかなか面白い。オバハンは報道関係者でない分、想像を逞しゅう出来る楽しみがある。

政府はスワット地区に大軍を投入。空爆まで加えてスワット全域をほぼ制圧、治安を確保したとの実績を作りつつある結果、ようやく学校なども再開、バザールも開かれた。政府による情け容赦ない空爆は結構ひどくて、被害を受けた村人たちは気の毒だった… 政府は後々、保証でもするのかなぁ?
そして民生の一環のつもりだろう、ガソリン代などが当面、据え置き(凍結)された。僅か半月ばかりの据え置きにしろ、なんだか有難く感じられるから不思議だ。ふむふむ、政府は小手先を弄しているわい…小手先ついでに主食なども下げて欲しいものだ。

アメリカの後押があるブット元首相とも政府(ムシャラフ)は、なんだかよろしくやっているようだ。ブット元首相は、「選挙をボイコットすればムシャラフ大統領による非常事態法の正当化を後押しするだけだ」という考え方を披露するようになった。それも正しいには正しい…

総選挙の議員総数(議席)は342席、うち女性議員席が60席。
現在、1万3000人以上が立候補届けを出したと。中でも激戦区は首都圏地区、2議席に61人が立候補…
まァ、何年に一度かの総選挙は富の偏在が巷に行き渡る時期かも。この諸物価値上がり激しき折柄、臨時収入ともいえるお金が降ってくれば、助かる人もあるだろう…  地方へ行けば有権者数(例)1万人なのに投票数が1万2000票というのもあるくらいだから、1ヵ月後の選挙が見物。