ややこしい海域へ

今朝、イラン軍は11日、テヘランで墜落したウクライナ機について、「軍が誤って撃墜したとの声明を発表した」と。亡くなった180人もの方々は何が起こったのかも分からなかっただろう、お気の毒でならない。   
古い話だがイラン・イラク戦争の末期、1988年アメリカの巡洋艦がミサイルでイラン航空のエアバスを戦闘機と「間違えて」撃墜し、290人が犠牲になっている。賠償金は支払われたが、アメリカはイラン領に入っていたことなどを認めず、謝罪もしなかったとして、イラン側は未だに怨念をためている。   
とにかく、ややこしい時期にややこしい地域(海域)を通過するのは避けたいと思うものだ。そのややこしい時期に日本の自衛隊は、中東の海上交通路の安全確保を担ってややこしい海域へと出発した。ホルムズ海峡は活動海域に入っていないというが、アデン湾での海賊対処も行うらしい。海賊が出たら自衛隊は「緑色の大きな旗」を振って、拡声器で海賊たちを蹴散らすのであろうか?(自衛隊は武器の携帯・使用を許されず、緑色の大きな旗を振って対処しろと言われたのですとは、過去にややこしい国に派遣された自衛隊の方の話だ)と言う話を思い出し、今は武器の携帯・使用が認められたのか? 一度、きちんと調べてみなくっちゃ・・と思ったオバハンだ。中東の安定が日本にとって重要なのは良くわかる。しかし、どんな間違いが生ずるやもしれないと、オバハンはついつい案じてしまうのだ。