世界的な危機

昨夜、息子一家5人がカラチからの陸路1700㎞を2日間かけて走り帰宅。道中には強盗や身代金誘拐が毎日のように頻発する地域があり、拳銃を携帯しての走行とは言え、子供連れなので心配だった。「濃霧でノロノロ運転になったら強盗に襲われる危険が高まる。怪しく想われるモノの出現には迷わず跳ね飛ばして突っ走れ!」と、オバハンはド真剣にアドバイス。日本人同士なら人格を疑われる言動だが「跳ね飛ばしてから後、警察に届ける」といった行為は、当地では常識に近い。
で、息子一家が10日間ぶりに無事帰宅、独居生活に終止符がついた。この間、子供たちへの賄いはお休み。大好きな台所へ立つこともなく、読書以外の時間にスタッフたち8人の食事を作らせて頂きたいと何度、思ったことか。だが2年前に「マダムの作ってくれるパキスタン料理は(油やスパイスが少なく)美味しくない」と、キッパリ断わられたので手も出せず。オバハンの作るパキスタン料理、自分では素晴らしく美味しいと想うし、日本人の知り合いなどからも絶好評の上、日本では頼まれて料理教室の講師もする腕前なのに・・・
   

さて、アメリカの(手前勝手な理屈による)先制攻撃。きっとサウジアラビアあたりと何らかの密約を交わしての攻撃か、イスラエルと急接近したトランプ自身の(イスラエルロビーへの気遣いか)選挙にらみのパフォーマンスだろうとは想うが、近隣諸国のみならず世界をも巻き込みかねない暴挙だ。イラクの空港への攻撃後、アメリカはイラクで働くアメリカ籍の人たちへの国外退避を早々と促したという映像も流れている。  
当地でも今朝の新聞は1面ほぼ全部と言っても良いくらいにイラン関係。TVニュースでもイランの司令官がアメリカによって殺害され、泣き崩れる多くの人々の様子などを延々と報道、危機は一気に高まった。ポチ安倍はこの事態をどう見ているのだろうか?否応なしに大なり小なり日本も巻き込まれるだろうに。10数年前から言われている「第三次世界大戦の勃発は中東から」というセオリー通りになるのかもと、暗澹たる気分。