アメリカは核のない世界を目指す

オバマが大統領に就任まで、後数時間。公約の一つには「アメリカは核のない世界を目指す」と!
アメリカ大統領にはいろいろ言いたいが… オバマも、実に紛らわしい表現をするものだ。
「大国は核を持っていても良いが、今から持とうとしている国には核の所持を許さない。弱小国には不要だと」と言い換えるべきではないのか? 
オバマが我々アメリカも核の保持を止める、世界平和のためにすべての国は核の所持を止めようとでも言えば、まだしも…。 もっとも、「アメリカは核のない世界を目指す」とでも、なんでも言うだけなら何でも言える。

テロとの戦いの主戦場をイラクからアフガンへシフトさせると言うオバマには、「平和」に対する希望などは見出せない。オバマの就任に合わせてイスラエルが撤退するというのも、就任までは黙認するというイスラエル側に対する配慮が見えて不愉快だ… 出来レースの最たるものに見えてしょうがない。
当地の人々もオバハンと同じく、新アメリカ大統領に期待をしていないようだ。

イラク、アフガン、パレスティナ。ず~~と前にも書いたが、大国に対する抵抗活動に殉じる人たちを一まとめにして、「テロリスト」と呼ぶことにもオバハンは抵抗を感じる。アフガン人やイラク人、パレスティナ人、その多くを単純にテロリストとは呼べない。
ブッシュが言い募った「テロ(リスト)との戦い」に、変化が生じるようにと祈らずにはいられない。