熱い抱擁と口づけが罹患者を増やした

韓国と並び、イランでも多数のコロナ肺炎患者。中国から遥かに遠い中東のイランなのに何で? いろいろ考えて解ったのは、アメリカの圧力で中国・ロシアのサポートを受けるようになったイランからは、オバハンが想っていた以上に中国との行き来が多いことだ。その上にシーア派巡礼の時期が重なった。巡礼を終えた人へのお祝いに集まった人々は、男女ともに「熱い抱擁と口づけ」を交わす。罹患して当然だ。
患者多数のイタリアにも中国からの移民が多く、春節を機に中国人の行き来が多かったと。
世界でポリオを絶滅できていない国はパキスタンとアフガン、アフリカでの1ヶ国だけだ。そんな衛生状態・閉鎖された社会生活の国で、それも中国の1州と言われるパキスタンで、コロナ肺炎発症者が僅か数人であるわけはない。これから一気に増えるのかと想うと戦々恐々。

「お風呂に入ったの?」と、12歳になる息子の娘がオバハンに聞く。この12歳は絵画などが得意で観察眼がなかなか鋭い。「なんで?」「だってお鼻がピカピカしているもの」 ヘヘッ? 鼻がピカピカ? イスラマバードの3月は暑くもなく寒くもなく、適度な乾燥の度合いに汗もなく一年で一番、風呂やシャワーに縁が遠い季節だ。今日こそはシャワーに、明日こそはシャワーに・・と思いながら下手をすれば1週間がアッと言う間に過ぎる季節だ。鼻がピカピカと言われて数日後、シャワーには入らず「鼻だけ」を念入りに洗ってみた。「ねぇ、どう?風呂に入って来たように見える?」と聞いてみたら、鼻先で笑われた。鼻だけ洗うのはシャワーや風呂に入るのとは異なるみたいと、新たに学んだわ。何にでも学びがあるというものだ! 

きょうも雨、吐く息が白い。