気弱が招いた管理不足

先週は、日本で言うところの菜種梅雨、そして明日と明後日も雨予報。運転手と買い物担当のスタッフが揃って5日間の休暇。歳のせいか、近年は気弱で優し過ぎに傾いているオバハンは?!他のスタッフたちに「たかが雨ではないか!ちゃっちゃッとバイクで買い物に行って来い」とは言い辛かった。    
戒厳令や外出禁止令など等、幾多の体験から、自分たち家族用には常に2-3か月分の食料備蓄はある。が、スタッフたちは電気がなく冷蔵庫もない田舎暮らしの延長で、冷凍野菜・冷凍チキンは古いから厭だと手を出さず、作り置きを食べる習慣もなく、その日に作ったモノしか食べない律義な厄介さだ。今朝は主食チャパティの「粗挽き粉」も手元に無くなり、何年振りかでスタッフの食事を外から買って来る破目になった。自分の管理不足が悔しい。    
普段は買い物の大半をスタッフに任せているのだが、時々「自分で野外バザールへ行くぞ~!」とスィッチが入る。先週初め「ひな祭り」ちらし寿司の上に菜の花を散らしてみたいと思いついた。が、スタッフが買って来た菜の花は、硬い茎ばかりで食べられる部分が全体の4分の1という代物で・・他人任せには出来ない、自分で野外大バザールへ行かないと良い季節物が手に入らないと思う瞬間だ。    
薄日の下、久しぶりの買い物、野菜と魚と米・豆など等、総計50㎏以上の購入は大バザールの中、駆け足、1時間足らずで済んだ。しかし、それ等を持って帰って来て食べられるようにしておく「作業」には3時間半もかかった。お浸しにして、ほろ苦さを楽しむ「菜の花」硬い茎など全体量の半分を捨てることになったが、先般の4分の3を捨てるよりはマシな代物で、オバハン自身が野外大バザールへ出張った甲斐があったというものだ。単細胞のオバハンは純粋に嬉しい。後は魚臭さを落とす作業、シャワーだけ。   
   
菜種梅雨気味で新芽が瑞々しい街路の下、いわゆるグリーン・ゾーンではタンポポが満開。緑の下地に鮮やかな黄色が斑模様で素晴らしいカーペット。描けるものなら自分で絵を描いてみたい。