F-16 墜落

3月に入ると朝10時頃から、パキスタン独立宣言記念日(3月23日)の式典リハーサで、戦闘機が上空を飛び始める。約2-3週間続く色々な機種の編隊飛行・戦闘機のリハーサルには大昔からワクワクし、戦闘機の音が聞こえると、ついつい屋上へと足が向かう。勇ましい金属音は後ろへ流されるので、音から遥か先、樹上ギリギリに見える編隊飛行や、急角度で上昇・下降を繰り返す戦闘機がどこにあるか?と、文字通り目を皿のようにして捜す。今朝は、そのうちの一機がオバハン宅から3㎞離れた丘陵に落ちたと。YouTubeでの映像を見たら、降下角度が急すぎる・・と、想った瞬間、真逆さまになって火柱が上がり、思わず声が出てしまった・・痛まし過ぎる。

「蝗害」という単語を知ったのは高校生の時、パールバックの小説「大地」で生々しくスケールの大きな表現が印象に残った。コロナ肺炎に続く「中国の非常事態、バッタが大量発生」というニュースが先ごろから頻繁に見られるようになった。そもそもは?インド洋の海面温度が上がり、東アフリカでは昨年の10-12月は過去40年で降雨量が最大になり、その影響でバッタが大発生したと。
そして偏西風に乗り、パキスタンでも昨年晩秋から「約58年ぶりにカラチ市内でバッタの攻撃」「1月下旬には北西部KP州でも緊急事態宣言」と、映像が流れるようになっていた。パキスタンではバッタ1㎏につき、20ルピー(15円)の報奨金で駆除に努めているが、成果はない。   
バッタの体重は僅か2gだが、1日あたり150㎞も移動する能力をも持つらしい。恐ろしい数字は、1㎢あたり1億5000万匹のバッタが毎日、3万5000人の1日分に相当する農作物を消費するので、人間の食料だけでなく、家畜用の飼料も不足し、農業や畜産に大きな被害をもたらすと。     
東アフリカでは2000億匹のバッタ発生との報道もあり、そうなると1日に4666万人の食料か? あぁ、アカ~ン、昔から算数と英語は弱かった! まさか?まさか?1日4666万人分? 一部には4000億匹という報道もある。もう報道が信じられんわ!
中国での食料生産に支障がきたせば、日本にも影響は出る。ド真剣に「自衛」を考え、根本的な生活の見直しを図る良い時期かも!