ブットの後継者

予想はついていたが、PPP(パキスタン人民党)には心底、呆れたネ…
昨日、PPPの幹部会で新総裁に元首相の長男と、夫のザルダリ氏の2人が共同で総裁の職務にあたると選出された。
父ブットがPPPを創設したとは言え、「ブット家のPPP」と表現すること自体がアタマからおかしい。父ブットが処刑死されたら、母ブットが党首に、母が亡くなったら娘ブットが党首に。娘ブットが死んだら、その息子にって政党なんか世界中を捜してもあるまい。
根本から民主主義が判っていない証左だわ…

おまけに新総裁に選出された息子は19歳。ブットが亡くなりビラワル・ザルダリから急遽ビラワル・ブット・ザルダリと改名はしたものの、政治志向でもなく党首就任に乗り気ではなかったという。
夫のザルダリについては、どこの報道もサラリとしか書いていないが、極悪そのものだ…(怖くて詳しく書けないのはオバハンもだが、オバハンは報道関係者ではないから、報道の義務はないということで…)
党首になることのメリット(利益が)よほどだということだろう…

それにしても、PPPの幹部、有力者、支持者は息子の党首就任に疑問を持たないのか??彼らは民主主義をなんと心得るのか? アンタらはブット王国に仕える人民か!それならブット人民党と名乗りを変えろ! パキスタン人民党を名乗る資格は無い!!
ま、この一件を見ても、ブットの言い続けて来た民主主義の中味が解るというものだ。アホらしい~~~~