訴追免除

みなさま、ご無沙汰でございます。いたって元気におりますので、ご安心下さい
気楽に街へ出る気にならなくなって2~3年にはなるのかも。日々の生活にも普段から肩に力が入り緊張を要しているので、酷暑が終わっても大好きな野外大バザールへさえも殆ど行かなくなった…。 家中に篭もってばかりいるので、たまに外出すれば走る車に目が追いつかず眩暈がする。
だからというわけではないが、この1ヵ月半はネットのゴルフゲームにどっぷり嵌まって抜けられない。息子家族にはバカにされているがボケ防止を兼ねてのネットゲーム、一時期、ほんの僅かに冷めかけていたのに…ド真剣に頑張って2kgも痩せた!

さて、4ヶ月以上も前からムシャラフ政権下で出された『訴追免除』をめぐり、その正当性を問う論議が活発化、特にザルダリ大統領を揺さぶっていると。 ムシャラフ前大統領は(ブット元首相をパキスタンへ戻したいとする、どこぞの大国の圧力であろうか)3年前に約8000人に対し汚職などの犯罪行為について訴追免除の措置を取った。その結果、ブット元首相は亡命先から帰国した。
しかし訴追免除の正当性をめぐって今夏より、最高裁は政府に11月28日までに議会による追認を要請していたという経緯があった(ただし、一部の犯罪行為者、一部国会議員は罰金を払うなどして罪を償っている)。 

ブット元首相が暗殺された後、PPPパキスタン人民党の共同総裁になったザルダリに任命され、暫定的に首相に…という意味合いもあった当初のギラニに、ポリティカル・パワーはさほどなかったと思うが、ギラニは着々と身内で国会に席を占め、野党々主のシャリフ元首相ともうまく付き合いという具合に地位を上げ、いまギラニはザルダリを凌ごうとしているように見える。 それにはギラニ首相の温厚な性格もあろうが、ザルダリ大統領の評判が悪すぎると言うべき一面があるからかも。

現行法では大統領は任期中の訴追を免除されているので、ザルダリが有罪となることはない。しかし、訴追免除の特権は他の人に適用されないので、ザルダリの腰ぎんちゃくマリク内相らへの司法手続きが開始されると。 巷の噂では… ザルダリには、なんとしてもマリク内相を守らねばならない「こと」があるので最高裁によって追認されまいと必死なのだと見ている。なんとしても守らねばならないこと…
あれ、しかないように思うが…