無人機は国際法違反

オバマがアフガンへの米軍増派3万人と共に、無人武装偵察機によるミサイル攻撃も承認したと。 先月下旬、訪パのヒラリー国務長官は、学生たちなどと積極的にTV討論をして見せたが…、「無人武装機によるミサイル攻撃は、テロとどう違うのか? それもテロではないのか?」と食い下がっていたパキスタン人女性へは返答が出来なかったようだ。
ブッシュ時代の2008年には通年で約30回の使用だったが、オバマ時代になって、すでに40回以上も使われているという無人武装機… アメリカの軍需産業大手は、次世代無人攻撃機の開発を競っているという。開発に莫大な費用を費やしたのであろうから、実戦に使用せねば意味はない。 軍事産業は開発し、消費して肥え太っていく。そして、それを使命の1つ、経済推進?として考えているだろうブッシュやオバマ。  しかしながら…遠隔操作で人的損害がない無人武装機による攻撃は、国際法違反だ~~

ノーベル平和賞を受賞したオバマは、アフガンやパキスタンで戦線を縮小するどころか、積極的に戦争を推し進めようとしている事実を見逃してはならない。今後1年半でアフガンからの撤退を明示しているが、100人規模でも撤退は撤退だし、アフパクを鎮圧しての撤退ではなくムチャクチャにしての撤退だろうと想うだけに、住民の一人としては腹立ちがおさまらない。

軍事研究団体は、「あと10年20年で米軍の戦力の大半はロボット兵器になるという。しかし圧倒的に有利で強い米国に直面した敵は、テロや大量破壊兵器で対抗する。解決策にはならない」と予測しているという。
まさに、それが、つい先日の(アフガン)タリバーンによるメディア向けの発言だ。「敵米国がアフガンのムジャヒディンに対抗する軍隊を送れば送るほど、ムジャヒディン(イスラームのために闘う聖戦士)の数は増え、その抵抗は強まる」と表明。 アフガンのタリバーンが、ここで自分たちのことをタリバーンと言わず、ムジャヒィディンと言っているところに、今までとは大きな違いがあり、戦争は別の局面に入ったとオバハン自身は考えているのだが。