普通に市民生活は出来ない

初めは自分のPCが不調なのだと思っていたが、多くも「そう」だというのでサーバーがオカシイと判明。この1週間はメールの送受信にGメールやMixiを使って苦戦していた。普段、使えたものが使えなくなるというのは、実に不便だ。

さて、ギルギットから帰って来て1週間、テロは全国的にも絶えることなくますます過熱している。ハッキリ言って普通の市民生活は出来ない。一般市民(女性)たちもが街頭でテロ反対のシュプレヒコールを上げ出した。
白昼、首都でバイクに乗った男たちに軍用ジープが銃撃され、准将1人と運転手1人が死亡した同日の22日。イスラマバードへ来たことがある人なら知っているだろうアユブ・マーケット(外人登録事務所や警察署、簡易裁判所、アルコール許可取得事務所のある一角)で、これまた白昼から銃撃戦だった…。 通行中の男が着ていたジャケットを脱ごうとしたのを、自爆テロと勘違いして「誰何」した女性警官が、驚いて逃げようとした男に向かって発砲。男の逃げた方向へ向かって何人かの警察官が発砲、それが銃撃戦になった…という、笑えない話。
今の首都は警戒が厳しくて、どこかに必ず警官や兵士、諜報部員の目が光っている。「暑いからとジャケットも脱げない(昼間は30℃ある) お腹の周りを痒いからと探っただけで撃たれる。ジョギングにも散歩にも気軽に行けない」と…
結局、この白昼銃撃戦が市民を狙った無差別テロではなかったので、週明けから学校は再開になったものの、混雑する検問所のある登下校では、通学や外出を見合わせたい気分だ。

パキスタン全土に広がりつつあるテロの多くにTTP(武装勢力タリバーン運動連合体)が犯行声明を出してはいる。しかし良く見れば手口は大きく2つに分かれている。自爆テロ、バイクや車による爆破の多くはTTPかもしれない。しかし訓練が行き届いた数人から10人ものテロリストでの積極的攻撃では背景(操る)が違うと思える。本当の犯人は???だ。

きょうはカーブルでも訓練の行き届いたテロリストたちによる積極的攻撃で、国際機関のゲストハウスが狙われた… 我が家の1軒隣の事務所はカナダのNGOと聞く。裏通りからも車で出入り出来るようにし、、さらには高塀を巡らし始めた。これで近隣の多くが高塀を巡らせることになるのかも。