攻防戦

2ヶ月前に来たコックとの攻防戦は続いている。
コックは40歳になろうという年齢か、どこで働いていらっしゃったのか・・雇い主の息子以外へは常に上から目線でモノ申す輩で、オバハンも何度か命令口調で物を言われ、下働きのように使われそうになり「私はオマエの使用人ではない!」と怒ること2回。オバハンが雇っているのならクビにするが、雇い主が息子ではいかんともしがたい。くそコック、どうでも良いことをしゃべくりまくり、知ったかぶりが激しい。前からいるスタッフたちに対しても自分の優位性を保とうとし過ぎて、最近ではスタッフたちからの反感を買う始末だ。
パキスタン料理を作らせれば確かに上手い、この40年間で1番の腕を持っていると言える。お客を呼んでパキスタン料理を自慢したいくらいだ! 当然コックの口も肥えている。材料を惜しまないのだから「旨い」ものが作れて当たり前の気もする。と、書きながら、ふと日本でも「女は料理人に向かない(向きにくい)」という諺だか、何だかを思い出した。知り合いの日本料理屋の板前さん、材料を惜しげもなく使い、オバハンからしたら身がシッカリ残っている新鮮な魚の粗などもぽいぽい捨てているものな・・細やかで経済観念がある女性には板前が向かない・・というのも解る気がするな。
6人のスタッフたちへの賄い、3日で1リットルの食用油の使用は固定になり、それ以上の使用はあっても以下はない。最近では1日に500gのザラメ砂糖の消費というのも固定になった・・オバハンの親切な「生活指導・注意」を聞かないコックを初めスタッフども、病気になるならなれ~~という心境にオバハンは陥っている。