銃撃戦、終らず…。

2007年07月05日の便りより
-------------------------
銃撃戦2晩目も、ガードマンたちと5匹の犬は庭で不寝番。

何度も時間を延長し「投降」への呼びかけ。それに応じない強硬な神学生たちに対して、ついに未明、オペレーションが開始。あちこちのモスクから流れる礼拝への呼びかけアザーンに混じって聞こえるパンパン、パラパラと乾いた音。さらに混じって聞こえる腹の底に響く重爆撃音。

TVの画面からでも軍隊の演習ではない緊張感が、軍人、皆の顔に張り付いている。
政府は人的被害を最小に留めようと、何度も何度も「投降」のデッドラインを延長しているようだ。空気も窓ガラスもがビリビリ震える、あの1つ1つの音の下で何人もが命を落とし怪我をするのだと思うと、身体にも心にも応える。

それにしても、イスラームの大儀に命を落とした神学生たち、本望なンだろうか?
投降者の顔ぶれをTV画面で見る限り、食い詰めて居場所がなく寝食無料のモスクで暮らしていたと思える者も多かったのだが…。