武装勢力

最近、気づいたが… 近頃の新聞報道では、「タリバーン」と表記せず、武装勢力ないしは現地勢力グループの民兵と表記する報道に変わっている。
タリバーンソ連と戦ったムジャヒディーンがアメリカによって生み出されたモノだとする、世間の批判をかわしたくなったのか?  単に「武装勢力」と表記するだけなら、生み出し責任が逃れられるとでもいうのか? いやはや…姑息な。 
もっとも、純粋な意味でのタリバーン(神学生たち)を考えれば、イスラーム権威主義者たちからの反発は免れないから、軽々しくタリバーンなる表記は控えるべきなのかも。


武装勢力との和平交渉が決裂した」と発表があった翌日から軍は行動。武装勢力側も行動開始…。
武装勢力側は今までの攻撃停止を取り返すかのように、テロで応酬、猛攻撃。北西辺境州を中心に、この2日間での自爆テロと銃撃戦は数え切れず。政府側は「単なる話し合いだけ」ではなく、話し合いの裏には武力も辞せずを体現したようだ。まったく悲しいことだ。

4月から僅か3ヶ月間の平穏が破れ、「さぁ、しばらくは日々の生活に厳重警戒!」と新聞紙面を睨みながら自分につぶやいた時、バフ~ンと爆発音2発。うはぁ~たまらんなぁ…。  政府がコントロールするローカルTVの画面はすべて停止、アチコチからかかる電話は「どこだ?どこだ??」とばかり。

首都イスラマバードから15km以上も離れたラワルピンディでも爆発音は凄かったといい、ラワルピンディの爆発音がイスラマバードまで聞こえるのなら1~2トン級の火薬を積んでいたのか?  それならば甚大な被害と死傷者だろう…と勝手な想像。1時間経っても緊急ニュースはなく、???の半日。
今朝の新聞によると戦闘機のバックファイアーだというが、いやぁ~まったく驚いた。