満月

毎未明は土砂降りの豪雨と強風なのに、今朝(4時)は珍しく快晴、星が見えた。
少し赤味を帯びてはいたが、すばらしく大きな満月が黒々とした樹林の上にかかっていた。月と同じくらいの大きさで水星だか、木星だかが見えるというのは(あり得ないと思いながら屋上へ出て来たが)きょうではなかったのか?
しばらく冷たい微風にあたりながら、アチコチから流れて来る礼拝への呼びかけ声、アザーンを聞いていると、心に満ちて来る何かがあって、とっても得をしたような気分だわ。

アフガンで拉致されている韓国人たちも、2度目の満月を眼にしていることだろう…
午後には砂塵を舞い上げるアフガンも、毎夜は満天の星。大都会の首都ですら、一晩中電気を点けているところは少なく、夜空の星数の多さ、月の明るさには驚嘆する。真夜中でも、くっきり遠くのものまでが見える感動と恐怖… また反対に言うなら、どこの誰とも知らない人たちからも、自分たちが常に見られているという恐怖か。なにしろ彼らの視力たるや我々の想像を絶し、裸眼で4とか5もあり、4km先の人間でも識別出来るし、夜でも見えるのだから…


オバハンのブログを開けてみたら、「韓国の方が書いたブログのようです。拉致された韓国人の行為をせめているようですが。彼女らは、モスクでキリストの賛美歌を歌っていたようです」と言うコメントを頂いていた。
http://j2k.naver.com/k2j_frame.php/japan/http://kr.blog.yahoo.com/eigen21/49
日本語訳は拙いが、それでも大意はわかる… 拉致された韓国人たちは、とっても無邪気に高揚した気分でアフガンを訪問していたことが読み取れる。
ただ、無邪気すぎたというか、ボランティアやツアーをコーディネイトした人(韓国人なのか、アフガン人なのか?)に、もう少し配慮すべきところがあったと、改めて感じさせるものだ。

ガズニでの解放交渉は、断食月ラマダン)を2週間後に控え、大詰めに近づいているとして、報道陣がもう直ぐか、もう直ぐかも…と緊張し出したようだ…