オバハンの日本語能力

大昔からオバハンの日本語能力は最悪だった。正常な理解能力に大きく欠けるので、家族からの顰蹙を買いまくっていた。だが、オバハンの解釈違い程度では周囲に迷惑をかけることもなく、今日まで何もなく生きて来られて幸いだった。
しかし……今日この頃の……「記憶に基づいた答弁であって、虚偽の答弁をしたという認識はない」とか、PKO派遣部隊の日報には「戦闘」と書かれていたのに、「武力衝突」と言い換えて答弁する大臣。石原慎太郎都知事の、百条委員での証人喚問で「ひらがなさえ忘れました」との言い草には、まったく凄いと感嘆する。
もしかしたら、この「感嘆」という単語の使い方も間違っているのかもと、不安になるオバハンだ。恥を置き忘れてしまえば、世の中、言うたもん勝ちになるなぁ。

この分では、「共謀罪」やの「テロ等準備罪」などの法解釈も恐ろしいことになる。「テロが発生し、いろんな事件が頻発している。起きてからでは遅い。あらかじめ対応することが、政府・与党の責任として当然のことだ」というのは反面正しいが、近年の日本政府の法案などに関する日本語解釈には、幅がありすぎて恐ろしい。