20年ぶりの(パキスタン)国勢調査

日本では5年おきの国勢調査だが、当地では昨15日から20年ぶりに国勢調査が始まった。3月15日~4月15日までの在住パキスタン人、および6カ月以上在住の外国人にも適応されるという。
パキスタン日本大使館からの国勢調査に関する「注意喚起」は、調査員を装った者が訪問する可能性も考えられるので、調査開始前に、調査員の所属及び身分証明書を確認する。調査の対応は、出来るだけ敷地出入り口門付近又は玄関の外側で対応する。調査の対応は、出来るだけ1人では対応せず、警備員や使用人等を同伴させて対応せよと。治安の悪い当地にあっては1件の事故でもあってはならないとする上での注意だ。
南部のカラチやシンド州ではすでに酷暑だが、当地は酷暑には遠く、調査員も野外での対応にも負担が少なかろうとは思う。調査員はパキスタン統計局等からの118,000人。軍からは175,000人の兵士が動員されて調査員に付き添う上、セキュリティをカバーするためにさらに各調査には1名の軍人が付き添って来るというなかなかの布陣だ。パキスタン教育省の発表では、国民の識字率が上がったと言うが、それでも男女合わせた平均識字率は、まだ57%程度だ。調査員たちが能率良く調査をするのも大変なことだ。
国連の推計による当地の人口は196,744,376人で世界第6位。80年代半ばまでの人口成長率は6,6人だったが、80年代半ばより徐々に下がり始め、今は3,65人の成長率となっているが、それでも日々、1万1200人からの増加を続けている。


物見高いオバハンの目下の関心は「森友問題」だが、さて、この先どうなるのかと、日本のニュースに目が離せない。本当はそんなことよりPKOなどに関心を深めねばならないのにね!