ワクチン接種済み証明カードがないと、買い物やレストランでの食事に支障をきたすようになって来た。早い話が証明カードがないと店内に入れてもらえないのだ。というのでオバハンのタブレットにもカードが添付された。身分証明書と共にワクチン証明など等、QRコード付き。何でもかんでもデジタル化されて行くパキスタン。
この数年、パキスタンのIT産業の発展は凄いらしい。報道によればIT輸出は年間４５％で成長しているとか。このパキスタンで年間に生まれるコンピューターサイエンスなど等の訓練を受けた専門家、彼らを海外へ送り出すことが出来れば、１０万人ごとに年間２０－３０億ドルの海外からの送金が追加をもたらすことが出来る。にもかかわらず、現段階では毎年約３万人の範囲でしか専門家を育てられないというジレンマがあるとも。インドがIT産業で傑出、この２０年近くはインド人が世界中で大活躍している。インドでIT産業が発達した理由は時差（アメリカとは約１２時間差） さらにはイギリスの植民地であったことから公用語・共通語が英語であって、世界のIT先進国に対応が可能だったこと等が上げられているから、おなじイギリスの植民地であり、共通語が英語のパキスタンでもIT人材はその気になれば育成が可能なのだと、当地の専門家たちは言いたいらしい。
世界中がデジタル化されていく中、それに対応して行くためには日本でも１０年後には、IT人材が最大７９万人も不足するとの予測を経産省が発表している。日本でも、デジタル時代のパスポートと位置付けられているらしいマイナンバーカード。非国民のオバハンは取得していないが、マイナンバーカードの交付率は、まだ３０％程度らしい。普及しない理由は色々あろうが、後期高齢者のオバハンたちにはデジタル化、何のこと？？とてもじゃないが付いて行けない世界だわ・・
