ロックダウン 集団行動や人の移動の禁止

ここ数日、ネット回線の具合がイマイチ。繋がらないし、速度も遅い。「ボケ防止のためのブログ」更新が気持ち良く?出来ない。せっかちなオバハン、「待つこと」は耐え難く、ニュースを見る気にもならない。首都で暮らすオバハンでさえもネットに繋がらない不便さを思うのだ、インド・カシミールの人々はどんなに不便で不安であろうか?     
昨夏にインド政府はカシミール自治権を剥奪、連邦領土への格下げをしてインドの支配強化を進めている。カシミール州ではインドの独立以来70年間にわたり立法・司法・行政制度の自治制が認められて来た。にもかかわらず、この8ヶ月近くは通信手段が遮断され、外出も認められず軍による酷い弾圧を受けている。   
カシミールはヒマラヤ山麓に位置する地方で、都市部に比べれば医療設備も医療従事者も十分ではない。いま世界で蔓延しているコロナ禍についても、どれだけの情報を得ることが出来ているのであろうか? 現地のジャーナリストたちもカシミールでの弾圧状況を外へは送れず、閉じ込められたままだ。早い話がインドのモディ首相はカシミールの住人(殆どがイスラーム教徒)がコロナ禍で死に絶えて欲しいと願っているとしか想えない。     
イスラマバードはまだ封鎖になっていないが、きょうは週に1回しか開かれない赤いモスクに隣接する野外大バザールも閉鎖になった。オバハンは一昨日、少し遠いが郊外の野外大バザールへ出かけ、食料品の追加をしておいたからスタッフたちの食料は大丈夫だ。   
イランに接するシンド州(人口2600万人のカラチ市を含む)では、明日から15日間のロックダウン(集団行動や人の移動が全面禁止) イランとアフガンに接するバロチスターン州やKP州でも明日から公共交通機関の停止、ロックダウン。インドに近いパンジャーブ州では罹患者がまだ少ないことから火曜日の朝までの3日間だけの封鎖。WHOは「ロックダウンでは不十分、ウィルスの保菌者を見つけて隔離せよ」と言うが、政府にはロックダウンしか手がないようだ。大家族制のパキスタン、1部屋に数人~10人が寝るような生活、ロックダウンでは意味がないのも当然だ。   
昨夜から4月の5日までパキスタンへはいかなる国際便も乗り入れが出来なくなり、国外脱出も不能になった。