ぬるま湯で手足を伸ばす、幸せな日本人

激突!左半身にはアザ・すり傷はあるが、左眉の上に出来たタンコブは何とか目立たず。お嫁ちゃんは「安静にしていなくて大丈夫ですか?」と案じてくれたが、夕方から朝までの一晩を安静にしたから後は「逆療法」で対応。いつも不調になれば身体を酷使する「逆療法」なるもので対処して来たオバハンだ。で、気合を入れて野外大バザールへ行き、葉つきの大根束たくさん(沢庵漬けにする)カブなど等を買い込んで来た。大根葉・カブの葉、いずれにも緑艶々したものがそのままドッサリと付いてくるので、茹でたり陽に当てたりして嵩を減らして保存する。ついでに来年、秋から食べる分の味噌も10kgほど仕込んでおこうとヒヨコ豆も。パキスタンでは大豆が手に入り難く、我が家の味噌は20数年以上もの昔から大豆ではなくヒヨコ豆で造っている。大豆よりコクがあって美味しいと皆が言うからそうに違いない。ともあれ何だかんだで上手く丸1日がつぶれ、痛みは軽減!「逆療法」は上手く行ったようで、痛みは残るが今朝は快調な目覚め。ただ・・野外大バザール周辺は大気汚染が我が家のエリアよりも酷いせいか、昨日から喉も痛くなり咳が止まらない。パンジャーブ州は国家災害(予防・救済)法とやらで、外出時にはマスクの着用を義務づけ、すべての教育機関・学校は1月末まで週末の2日間が閉鎖と先日のニュースにはあった。晴れてはいても僅か3km余しか離れていないマルガラ丘陵が、1月下旬頃まで鮮明には見えないのだろうと想うだけで、コーヒーの味は冴えず、気分も上向き難い。

パレスチナイスラエルの紛争が始まって約1ヵ月半、ようやく双方の人質が解放される気運が出て来た。考えてみればパレスチナイスラエル間だけではなく、パキスタンカシミールという火薬庫を抱えている。インドが大国になり、パキスタンとの力関係ならびに国際的な地位にも歴然とした差がついてしまったが、カシミールの住人は元々イスラーム教徒だった。にもかかわらず1947年に英印の植民地支配が終わると国は印パに分かれ、現インド首相モディは70年間余り自治権を持っていたカシミールの住民に対する権限を一方的に撤廃した。以来、ヒンドゥー教徒カシミールへ送り込んで人口統計を変えようとしている。中国がチベットウイグル(新疆州)へ漢族を送り込んで人口統計を変えよとしているのと同じように。世界中に紛争の種はいっぱいある、いずれも大国あるいは大国をバックにゴリ押しする国によって虐げられた民族・弱小国家はどこまで忍従を強制されるのか・・単一民族でぬるま湯に浸かり、政府への不満も大して大声で言うわけでもない、平和な日本人には理解の及ばない過酷な世界が幾つもある・・