印パ衝突

今月半ば過ぎからインド・パキスタン間がカシミール地方で騒がしい。ここ2日は双方の戦闘機が撃墜され、本格的な戦闘が懸念されるまでにエスカレートしている。パキスタン国内の空港は昨日から総て閉鎖されている。
インドとパキスタンは英領インドからの分離独立時(1947年)より、宿敵であり、同じ天を抱きたくないとまで思っていることは、多くの文章になって残されている。 インドとパキスタンに限らず、世界中を眺めてみれば隣国というのはややこしい存在となるらしく、多くの国が友好的というのとは遠い。日韓、日中を眺めても「お友達」と言えるのかどうか。
すでに3年前になるかと思うが、パキスタン国内からインド人の外交官を除く人々が国外へ出た。インターナショナル・スクールに通うインド人の子どもたち70人くらいも全員がインドへ帰って行った。いまのモディ大統領が選挙を勝ち抜き、反イスラーム的な姿勢を強めていることはパキスタンにとっての懸念だった。 今月の半ばからの目立った衝突に限らず、この4年近くには何度もの衝突があり、そのたびに黄色信号になりかけてはくすぶった。
後2ヶ月あまりでインドは選挙を迎える。インドの経済成長は素晴らしい、モディ大統領はさらなる強さをアピールしなければならない。ここでパキスタンイスラーム教徒)を叩き勝利を得れば選挙は大勝だ。
パキスタン側は昨夜、核兵器使用行使をめぐって委員会が開かれたという。