自由には責任が付いて回る

昨日の雨はシトシトながら終日しっかり降って、靄っていた空気が一気に澄み、強烈な陽射しに文字通り肌が焦げるという感じ。遠くに見えていたマルガラ丘陵が迫って見える。マルガラ丘陵へのハイキング、稜線から首都を一望、東にはカシミールの緩やかな山々が広がる。あの山々の向こうが敵国インドだ・・

約1ヶ月前にフランスで、預言者ムハンマッドの風刺画を授業を取り扱った教師が殺害された。オバハンの記憶によれば・・「フランス政府(だったと想うが)表現の自由を冒す。冒涜の自由」とコメントしたような気がしている。イスラーム教徒27億人だかにとっては聖域を冒されたと感じたに違いない。で、以降、フランス政府に対する抗議デモが世界各国、各地で広がっているし、中にはフランスへの攻撃を呼び掛けている声明もある。そして2週間ばかり前のニュースでは3人が刃物で殺害されている。サウジアラビアでもフランス総領事館の警備員が刃物で刺されたと。この手の事件は広がるだろうとの予感があったが、パキスタンでも宗教団体による抗議集会が激しくなって来た。きょうはイスラマバード市内でも武装したデモ隊と警官隊が衝突、けが人が出ている。交通規制、携帯電話は停止、しばらくは野外大バザールへも行けないな。
日本人には理解不能だろうが・・表現の自由報道の自由、「自由」には責任が付いて回る。