パキスタン・ルピーが10%も復活(というのかな??)

3月が終わる。 朝晩の気温が緩み、春分を過ぎたので陽も長くなって来たことを実感している。
3月23日は昼夜の長さが同じ春分だが、当地のパキスタンでは23.Marchは独立宣言記念日だ。

ドケチ・ドケチのザルダリ大統領は、23.Marchを在任中の5年半、ただの一度も祝わなかった。預言者ムハンマッドの生誕日にも祝砲の1発も撃たなかった。 8月14日の独立記念日もなかった。 国が行うべき式典という式典はすべてなかった。 多くの人がザルダリはパキスタン人ではないとまで言い切った。

PPP(パキスタン人民党)政権からナワーズ・シャリフ政権になって、1月半ば預言者ムハンマッドの生誕日には未明から祝砲が鳴った。首都の後背にあるマルガラ丘陵に鳴り響き、少しこだました。
23.Marchには祝砲が撃たれるか、どうかとオバハンは朝6時前からソワソワしながら待っていた。ぴったり6時から始まった祝砲31発、そして9時からの簡素だけれども(心の籠ったように見えた)式典に感激した。祝日にもかかわらずスタッフたちの朝食は普段より1時間半も早かった。

ムシャラフ大統領時代のように23.March前の1ヶ月間、首都の上空で繰り広げる航空ショーの練習はなかったが、今春の23.Marchの前日には晴れ上がった初夏の空に、戦闘機が圧縮した轟音を排出、錐もみ飛行3回だけの練習があった。 式典に大統領官邸前大通りでの軍事パレードがなかったのも良かった、これは不要だと思う。しかし式典は国威を内外に示すものではなく、国民の心を高揚させる効果があると感じたな。
久々にパキスタンに居て良かった~~~と思えたもの。オバハンのメンタリティはやっぱりパキスタン人だわ。

そして…10日ほど前に、なんだか怪しげな援助金がサウジアラビアなどの中東から大量に入って来た。1$が107ルピーだったのに1$-97ルピーにまで戻った… 1割もルピーが強くなった????  政府幹部のごく一部は大量の支援金がサウジなどから来ることを知っていたろうし、支援金が入って来る前に換金していたら10%差額が出るんだもの… 後々インサイダー取引なんぞと騒ぐ報道があるかもな。なんだかなぁ…
大量支援金サマのおかげで電気なし、ガスなしが少しは改善されそうで春と言えるかも。改善されないと経済活動に障るものな。