元大統領ムシャラフへの暗殺未遂・・・

4月に入ったというのに、まだガスストーブを仕舞っていない。10年以上も前の4月といえば大概40℃近くになって、「今年も夏が来たか~」とため息が出たものだった。 4月2日のイスラマバードは午後から雷と共に雹が降り、気温が下がったのでストーブを付けてしまった。 3月に入ってからは雨が来る度に、この雨が上がったら暑くなるぞ! 暑くなるぞ!と気合を入れて来たが一向に暑くならない。1日晴れれば翌日は必ず雨の繰り返しだ。農家にとっても雨は多すぎるような気がする。 
耐えられない夏の酷暑は4月半ばから9月末までの6ヶ月間、というイスラマバードの気候はどこかへ行ってしまった。昨夏の首都は建国以来の暑さとかで47℃を記録したが、1時間ごとに水をかぶらねば凌げない暑さは2週間だけだった。


またまた昨3日に、元大統領のムシャラフを狙った爆発だと。1月から入院している軍病院から自宅へ帰る同じ道筋で4度目か?? それも毎回2㎏~4㎏と小さな爆発物だ。
1度目の爆発では「暗殺される危険性があるから裁判所へ行けない」と申し立てた。 軍最高指導者が裁かれるなど、軍事力の強いパキスタンではあり得ないことだというから、なんとしても裁判所へは出頭したくなかったのだろう。
だが、オバハンの見ている限りでは「爆発(未遂含む)」もワンパターンだ、これは…自作自演だな… 

ムシャラフは、誰かの甘言に乗せられたのであろう、昨年の国政選挙に海外亡命から帰って来た。1軒おいた隣へムシャラフの選挙事務所が出来た時には、「ヒェ~~爆弾を放りこまれたら、オバハンも巻き添えになる」とビビったものだ。 だが選挙が始まって10日くらいだったか、ムシャラフは「国家反逆罪」で起訴された。 ムシャラフの支持者が去り、選挙事務所が閉じられた時には心からほっとした。
現首相ナワーズ・シャリフとムシャラフの確執は深い。ムシャラフがナワーズを逮捕・刑務所に収監した時にはナワーズの命乞いをサウジアラビアがした。
ムシャラフの命乞いをする国はないのか?