汚職捜査官は自殺ではないと…

本日はEid Milad-un-Nabi預言者ムハンマッドの誕生日だったと思う。薄明の中で祝砲がマルガラの丘にあたって殷殷と響き市内へとはね返って来る。きょうは晴れそうだが、国内には相変わらず暗雲びっしり。

首相の汚職疑惑を調べていた捜査官が官舎で扇風機から首を釣って亡くなっていたのを、国民の誰もが自殺だなんて思わなかったが、汚職政権に連なる当局は「自殺」と断定。
しかし誰がどう好意的に考えても「首相の逮捕を回避したい政府の仕業」としか想えない。TVのインタヴューに答えて、自殺と断定された捜査官のお兄さんが、「弟が亡くなって得をするのは誰だと思うのか?? 汚職で追及されている政府首脳の18人の中に犯人がいる」と息巻いていた。
汚職政権と18人全員(そして現政権に連なる幹部の殆どが汚職官僚も)がグルだもん… 
言ってはナンだが… 現政権の構造は「やくざ」さんに似ていて、上納金システムもあるという噂だから、首相が受け取った賄賂は当然、上納されているということだわ。
そしてようやく最高裁が独自捜査に乗り出すと発表だが、「行動が遅いわ!!」とオバハンなどは怒っている。どこまで追及が出来ることやら…

汚職を追及していた捜査官の家族については、国から約2000万円の弔慰金が支払われると2日前だったかの新聞で報道されていたが、これについても国民は「口止め料」と解していた。しかし、昨日のTVによる家族の話しぶりでは、口を閉じる気にはなれなかったのが判る。
汚職追及の捜査官死亡については、首相やザルダリ大統領ら、政権側の要人は一切コメントしていないと。