春というより初夏になった

10日ほど前から晴れれば気温が30度を超え、急に身体が軽くなった。
昨年一年間は眩暈に悩まされ続け、まともに歩きもならなかった。 ヨレヨレしながら耳鼻科や脳専門医に通っても良くはならず、ついに晩秋から2月いっぱいまでは中国人の鍼医者にかかった。
鍼医者によると、耳と目から眩暈が来ているとかで、PCの使用は禁止になった。 この17年間、PCなしの生活をして来なかったし、ネットゲームに嵌っていた数年は1日、10数時間もPC画面を睨んでいたが、PCなど、ないならないで過ごせるものだと改めて驚いた。

で、この鍼医者、在パ30年でパキスタンだけではなく年に何回かは湾岸諸国へまでも出張治療に行く有名医者だったが、鍼治療が効いたのか効かなかったのか……正直なところ分からん。治療後、きょうは「効いたな…」と思うのは数回程度だったし。ただ、料金については日本並みだった。
約10か月まともに歩けなかったので、足が萎えたせいもあって、ヨレヨレ歩きが若干ましになっただけで、まだ足元はおぼつかないような気が残っている。

琵琶の実が色づき、桑の実が紫色の実を地面に落とし、マンゴーの花が咲き、庭木の総てが鮮やかな緑になって、家の中は平和そのもの。だが外の治安は悪く、一昨日、久々に外出をしたら家から数百mのところでは、焼き討ちに遭ったコンテナやトラックの残骸が転がっていた。
パキスタンに住んでいることの確認が出来、なんだかホッと???した。
趣味でパキスタンへ移住して丸35年……。移住の準備期間も含めるとアッという間の40年だ。