パキスタンから海外企業は撤退しろと・・

朝一で、3月のテロで大きな被害、死傷者が出た野菜卸売市場へスタッフ2人と運転手を連れて行き、各種野菜計80㎏購入の陣頭指揮を取った。 一応、万が一を考えて車は広大な卸売市場の北端へ、何時でも逃げれるようにと方向を見定め停車させた。スタッフたちは暑い中、大荷物を抱えて何度車まで往復したことか。ビビりのオバハンは卸売市場の中へは入らなかった。
野菜の買い込みの次は外資系の日用雑貨・食品の卸売店へ行った。 何事もなく、どこかへ迷惑をかけることもなく帰宅が出来てやれやれだわ。もう当分、外出しない!
緊張して行ったせいか、暑さは感じなかった。


パキスタン政府(陸・空軍)が8万人という人数を繰り出し、部族地帯で大がかりな掃討作戦を開始したのに伴い、武装勢力TTP側のスポークスマン(報道官)は本格的な「報復攻撃」を行うと正式に宣言した。
また報道官は「外国のすべての投資家、航空会社、多国籍企業に対し、直ちにパキスタンでの活動を停止し、パキスタンからの退去準備をするよう警告する。さもなければ 損失が生じてもそれは彼らの自己責任だ」と宣言している。
それをTVでも新聞でもトップ扱いにし市民へ厳重警戒を呼び掛けている。報復攻撃の可能性が高いのは主要都市、特にラホールとイスラマバード武装勢力の報復に備え、主要都市には軍や準軍組織の部隊数千人が配備されたと。
また病院は多くの負傷者への対応を想定して警戒態勢にあると報道されている。武装勢力が「やると言ったらやる」のを国民は知っている。なにしろ武装勢力側には自爆テロ予備軍がいっぱいいるんだもの・・

この報復合戦は現政権の命取りになりそうだな。
「海外企業などもパキスタンから離れるよう」にというのでは、せっかくパキスタン進出を目論んでいた日本企業にも痛いことだ。