外出禁止令解除(ラワルピンディ)

今年も全国的に荒れたシーア派の行事アシュラだったが、いつからこんなにシーア派スンニー派の衝突が激しくなったのだろう? パキスタンやアフガンが何時までも落ち着かないのには「理由」があるように、シーア・スンニーの衝突も意図されたものだと、ニュース解説者が口にするようになった。

幸い首都イスラマバードは荒れなかったが、過日、大量の爆薬とともに逮捕されテロ協力者たちの自白によれば、テロを予定していたのはG-6地区にあるシーア派のモスクも含まれていたと。オバハンたちが暮らすGー6地区のモスクで何事もなかったことに胸を撫ぜ下ろしている。

ラワルピンディでは金曜日、一部の暴徒が警察から銃をひったくり、発砲を始めパニックになった人々は、ラージャ・バザーのあちこちで火を付けたという。面白半分に憂さ晴らしをする人間が後を絶たない、困ったものだ。
15日(金曜日)の両派衝突(10人の死者80人の負傷者)から外出禁止令が出され、ようやく本日17日の午後になって外出禁止令は解除になった。この間、携帯電話もネットも使えなかったといい、外出禁止令はラワルピンディだけではなく、相当広い範囲まで拡張され警察だけではなく軍隊の大量動員もあった。

この10日近く家から1歩も出ていない。きょうは野外大バザールの日で買い物を予定していたが、ビビりのオバハンはもう1日だけ様子を見ようと用心した。大昔に弾に当たって以来、「羹に懲りてなますを吹く」生活。