厳重警戒の首都周辺

8日夜、10日足らずの日本滞在からパキスタンへ帰って来て気がついたのは、道路の検問が増えていたこと。シーア派の宗教行事も近いことで6日~15日までは厳重注意だろうとは想っていた。
が、現実に「シーア派に対する攻撃を計画していたとされるテロリスト関係者2名が逮捕され、同時に大量の爆発物が押収される事件(11日(月))が市内で発生した」と報じたりされると気分は萎縮する。
おまけに大使館や、米系の機関から「14,15日は絶対に家から出ないようにして下さい」と通達を受けると、さらに気は滅入る。 昨夜は子供たちが「お泊り会」と称して来ていたが、通達を受け取った親たちが慌てて次々に迎えに来、欧米人の子供たちは「お寿司がたべられない」と泣きながら帰って行った。

さらには「本日13日から22日までの間は、コサールマーケットには行かないようにして下さい。知り合いにも広く共有いただければ幸い」とあっては日常生活に支障もいいところだ。 以前からの注意と違うのは「知り合いにも広く共有せよ」という部分で、今までとは異なった緊迫感の表れと見る方が良いようだ。
携帯電話も使えなくなって(オバハン自身は携帯電話を持っていないが) 世の人の不便さは加速している。

大量の爆発物が発見された折に逮捕された2人が、幾つかのテロ計画を「しゃべらされた」ことと想うが、今週はいつも以上の注意が必要になりそうだ。

空は晴れ、外遊びには最高の日和なのに…