2013年、心穏やかに過ごしたいと切望

日本は1月1日になったが当地は、まだ12月31日午後10時だ。
年の瀬が迫る12月下旬は(個人的にも)色々あって、毎年なんとなく緊張が続く。
シーア派の殉教者が亡くなったのを悼むというか、怨念のアーシュラー(11月22日頃だったか)でも宗教抗争で緊張が続いたが、年明けの2日から4日にかけては殉教者の40日(日本でいう命日後の49日にあたるため)、再び国内はシーア派スンニー派で衝突が発生しそうだ。
すでに国内各地ではシーア派の巡礼者を狙ったテロなども発生、死者・負傷者多数、たまらん。来年こそは平和に…というのも、単なるお題目みたいなものだ。

シーア派と言えば… 5年前の12月27日に暗殺されたベナジール・ブット前首相もシーア派だった。暗殺されて5年にもなると、さすがに「扱い」は小さくなって来た。そしてTVや新聞等のニュースで見る限り、ベナジール・ブットの取り巻きや側近と言われていた人たちの数が減っている。あの人の姿も見えない、この人はブットの地元へお墓詣りに行かず、ピンディで「悼んでいる」ということはザルダリ大統領には忠誠を誓っていないンだなぁ~とか… 取り巻き構図の変わっているのが興味深い。
ベナジール・ブットの息子も24歳、「母の遺志を継いで民主主義のために戦う」と政界進出表明をお墓の前で演説。そのウルドゥ語の下手くそだったこと!! オバハンと同じレベルのウルドゥ語だもの… 家の中では何語で話しているのかね???

報道では、「誰がブット氏を殺したか?」なんて未だに言っているが… なにが迷宮入りのパキスタン暗殺史か?!?と言いたいわ。 ブット元首相はテロ発生時、自動車の中に立ちサンルーフから頭を外に出していた。サンルーフから顔を出すように指示をしたというか、要請したのは…… パキスタン国民の誰もが知っている事実だわ。