サンタクロースは駱駝に乗ってやって来る

明日はクリスマス前夜祭、いよいよ深夜か未明にはサンタクロースが自宅にやって来る。 7歳と5歳の子供たちは1ヶ月近く前からサンタさんに「お手紙」を書いたり、サンタさんが煙突から入って来やすくするための配慮に余念がない。暖炉にも階段にも、もちろんクリスマスツリーにも子供たちによるデコレーションが満載だ。

東京・池袋のサンシャイン水族館では、サンタクロース姿のダイバーが、魚と水槽を回遊するパフォーマンスを披露している」とネットのニュースで見かけた。  当地のサンタクロースは、「トナカイの引く橇には乗らず、背の高い一こぶ駱駝に乗って学校へやって来る」のだと、子供たちが騒いでいるのが可笑しくて笑えた。
もっともクリスマスを楽しみにしているのは、外国人と人口の2%しかいないクリスチャンだけだ。

イスラーム国のパキスタンでは、明日はシーア派の宗教行事(殉教者フセインの命日後40日)で、きょうも市内のアチコチでは道路封鎖、暴動に備える準備が進み、大通りではあちこちにコンテナを積み上げて厳重警戒。明日は全国的に宗派間抗争の恐れありとの予想とか。
ここ数年のおよぶシーア、スンニー派の宗教抗争は、イランとサウジの代理戦争だと言われ、しばらくはおさまりが付かないのかも・・・

先月15日のシーア派宗教行事アシュラでは、ラワルピンディ市内だけでも多数の死傷者を伴う両派間の衝突が起き、3日間ばかりだったか外出禁止令が発令されるほどの事態になった。 学校も臨時休校が何日間も続いた。 我が家の近くにはシーア派の大きなモスク、小さなモスクと2つもあるから気が許せない。