反日デモ

昨日に続き、尖閣諸島の国有化に抗議して荒れ狂う中国の反日デモをTVを見ながら、様々なことを感じ、案じている。 オバハンの知り合いや同級生たちの何人かは中国へ進出、彼の地で会社や大型店舗を経営している。中国のマーケットは大きく魅力もあろう……  
 
しかし貧富差の大きい中国の日常生活で、不平不満を溜めこんでいるであろう一般民衆はチョットした鬱憤晴らしや娯楽を求めている。そういう人たちは無定見で扇動されやすいだけに怖い。 その上、14億人もの中で他人より1歩でも前に出、有利な立場を得なければならない(喰っていけない)とする、彼ら自身の強烈、かつ潜在的な意思の前に「彼らを抑止」することは甚だ厳しい。 
中国に限らず、欧米しかり、韓国にもロシアにも、日本人の言う「大人の対応」なるものでは外交として足しになることは少ないであろう。
 
このパキスタンは中国と国境を接しているせいもあって、在パ日本人の300倍くらいの中国人がいるのではなかろうか?  若いころのオバハンは超中国びいきだった。しかし、このパキスタンで中国人と接したり、何度かの訪中体験から、中国の一般民衆がオバハンの考えていたものとは大きく違っていたことにも気が付いた。

パキスタン国民の多くはお人好しで親日的だ。しかし、それでもオバハンの家では表札も看板も上げずに固定客と、口コミ客で来られるお客だけで商売をしている(商店街にある旅行会社では看板を上げているが)。 もちろん日本国内で商売をしていてもリスクはあるだろう、しかし途上国での商売には常に思いがけないカントリーリスクが伴うことを、海外進出をしようとしている日本人は肝に銘ずべきだわ。