第64回 敗戦記念日

第64回目の敗戦記念日。友人から「平和ボケした日本から」とメールを貰ったが、平和ボケが何時までも永遠に続くのであれば、それはそれで素晴らしいと思わねば。 昨夜のイスラマバードなどは独立を祝うつもりなのか、面白半分で景気づけなのか…1日中、小火器の発砲音が途切れなかった。直ぐ裏の家でも発砲音がしていたから、流れ弾も随分、落ちたことだろう。 武器さえ手もとになければ、それだけでも事故は少ない。

さて… 今回、民主・社民党がこの敗戦記念日に合わせて掲げている、「政権を獲得した場合、靖国神社に代わる新たな国立戦没者追悼施設の建設を目指す方針」なるものには、個人的に疑問を感じている。新たな施設建設が、戦没者やその遺族たちに敬意を表す行為とは、どうしても思えないのだ。 1000万や2000万円で施設が出来るわけもないだろう、その予算を何処から出すのかとも案じてしまう。

「国家・国民のために命を落とした方々をまつる場が不可欠だ」というのは分かる。
何時だったか中央アジアウズベキスタンへ行った時、そこへも抑留され重労働に従事し、母国日本へ帰れなかった犠牲者たち、日本兵の墓地があるのを知って深く頭を垂れたものだ。

自民党内には、「税金の無駄遣い」「靖国神社の存在をおとしめるもの」などの批判が根強いという。
現在のように戦犯が、国によって戦争へと駆り出され犠牲となった一般兵士と一緒に合祀されているところに、問題の根っ子があるのだとすれば、分祀とすれば良いだけではないのか。わざわざ税金の無駄遣いをすることはない。

オバハンは大昔から自民党政権への批判をして来た。しかし、いま民主党は政権が取れそうだと強気のようだが、我々に安心できる暮らしを本当にもたらすことができるのであろうか? 本当に日本の舵取りをできるのか?パキスタンでもそうだが、どう欲目に見ても安心して政治を任せられる人物が居ない。オバハンの大好きなパキスタン、そして日本はどうなるのか?