暗いパキスタン独立記念日

昨夜は独立記念日前夜の華やかなイルミネーションを見ようと、首都内の繁華街を某紙の車に乗せてもらってザ~ッと一巡り。 だが、イルミネーションは大きな政府の建物と、ごくごく一部の企業(銀行)や、中級ホテル1軒のみに輝いているだけ。大統領府のイルミネーションも、遠目からしか見えなかったけど普段より地味だった…
2005年パキスタン地震直後の断食明け。あの時は「自粛」で、確かに暗かった。 また911直後の新年も明るくはなかったが、今年はそれを下回るような暗さだ。

特にブルー・エリアの商店街が真っ暗なのは… 信じられなかった。首都最大のセレナ・ホテルも、まったく普段どおりで特別なイルミネーションはなかった。あの大ホテルが「祝い」の電球の1個も余分につけないって…どういうこと?

とにかく街全体に祝賀ムードはなく暗い。毎年の独立記念日に見られる「国旗を掲げ」箱乗りで歓声を上げ、独立を祝って走り廻る人たちも極少。 とは言え近郊からイルミネーションを見ようと集まる多くの車の中からアヤシイ人物や車を検問所でチェックを出来るわけもなく、オバハンが検問の様子を見ていれば、それら総ての車輌を通しているではないか… 昨夜は武器の持ち込み放題や!!

単に不景気なだけなのか、国民の政府に対する不信感・抗議なのか?!?! もしくはテロの標的を恐れての、目立たないようにという配慮なのか??? パキスタンの先行きを暗示しているのか…