暗殺を民間会社へ委託

昨日のY紙、本日のTVでも、ワシントン支局発で「米ワシントン・ポスト紙(電子版)は20日、ブッシュ前政権下の2004年、中央情報局(CIA)が、国際テロ組織アル・カーイダ幹部を殺害する秘密計画の立案や訓練を、米民間警備会社ブラックウオーター(現在「Xe」に社名変更)に委託していた」と報じている。委託理由について、元情報当局者は、「何か問題が起きた時、外部委託の方がCIAを守れる」と話しているとか。

しかし、このプロジェクトはオバマ政権になっても生きているのではないかと思われるのだが、オバハンの思い込みだけだろうか?  というのは… オバハンが昔、警備員を送って貰っていたパキスタン国内にある民間警備会社でも、先ごろから米民間警備の会社が特殊訓練をしているからだ。 内部でも武装勢力掃討のための特殊訓練ではないかと、憶測されている。

政府直轄部族地域はタリバーン武装勢力の聖域とも言われ外部の者は足を踏み入れることも難しい。アメリカはやっきになって政府直轄部族地域に潜むタリバーン武装勢力無人機で攻撃を繰り返している。また、パキスタン軍も米政府の圧力を受ける形でイスラム過激派掃討作戦に踏みきっている。
そして、厳しい生活を強いられている現地の者は、大金につられ家族や一族のために何でもする。アメリカも甘言を弄すること、甚だしいと聞く。

今月初め、パキスタン北西辺境州にある政府直轄部族地域で、アメリカの無人飛行機によって武装勢力タリバーン)の指導者メスードが殺されたと報じている。これなども武装勢力タリバーン内部に潜ませたアメリカの手先が、GPSを家屋内に仕込み、無人機から爆撃を誘導したと言われている。
民間会社に委託をすれば「自分たちは汚れない」と思っているとは、なんと姑息なことか。自分たちが汚れたくないと思うからには、それだけ「汚い」仕事に携わっているとの思いが彼等にもあるのだろうか。