日本からの脱出も選択肢の一つ

今回の総選挙、野田首相の電撃??解散で本籍地に投票用紙の請求をするには時間が足らず、投票が出来なかった。一般的には海外在住者は大使館や領事館などへ行き投票をする。もっとも比例投票のみしか出来ないのだが、投票会場になっている大使館や領事館まで行くについては、そこへ遠い人には負担が大きい。 しかし世界的に見て治安の悪い国など、ごくごく一部の国では投票が出来なかったのは『一票格差』以前の問題で、本当に残念だ。
今回は治安の悪化、大使館の手間暇の割には投票する人が少ないから等の因(だろうとオバハンは考えているが) くっだらないイベントに経費をかけるより、国民の権利に経費をかけて欲しい!!

実はパキスタンでは投票が出来ないが、海外で選挙登録を済ませてあるのでと3年ぶりに10日夜から休暇を兼ねて4日間だけをタイで過ごした。しかし投票は10日に締め切られていて「権利の行使」は出来なかった。タイでは約10万人の日本人が居ると言うが、いったい何人が「国民の義務と権利」について考え投票に行ったものか?!?!

それにしてもこの3年間のバンコックの進歩は凄いモノだった。たまたま日本人が一番多く暮らす地域のど真ん中で高級なサービスアパート(3ベッドルームと大きな居間、10人掛けの食卓、台所等々、大型の冷凍冷蔵庫、全自動洗濯機と乾燥機等々、何もかもの家具付。たぶん日本のビジネスホテルならば15室は作れそうなスペース)に滞在したが、1日5000円にも満たず日本に居る暮らし以上に便利だった。 小さな地域に日本食品店が4軒もあり、周りは殆どが日本食店。 年配の夫婦連れが何組も日本食品店で買い物をしているのを見ながら、少しばかりのお金があり、海外生活が苦でない人は日本から脱出するのも良い選択肢だと想ったり。

そして総選挙の結果は見えていたにも関わらず、やはり衝撃的だった。民主党政権運営が酷過ぎたので、これからの自民党政権の日本運営も結構マシに見えるのか???と思ってみたり。安倍(自民党)の大企業に対するバラマキ政策、右傾化(憲法改正)、原発再開…  オバハンなどは先が短いが、少し長期的に見るならば治安が良く物価の安い国への移住(移転等)を考えるべきかも。
治安の悪化で自由に動き回れない上、電気やガスもないパキスタン生活に発展の可能性がゼロに近い近年、オバハンの心がチョッピリ揺らいだ4日間だった。