期日前投票と、イルカ

参院選挙も終盤戦になって来た。休日や週末には必ず山へ行く仲間たちから、「期日前投票に行って来ました」と連絡が入るようになった。 ここ暫くご無沙汰をしていた恩師や、古くからの知り合いたちにも参院選を機に手紙やメールで交流が再開したことなど、この国政選挙はオバハンにとっても有難い現象につながったと思う。 中にはオバハンの嵌まっているネットゲームの仲間たちからも、「何年ぶりかで投票に行った」などと連絡があったりする。

甥や姪など30~40代の平均的な日本人たちに比べると、敗戦直後に婦人の参政権を得、その権利の大切さを認識していた母などは、亡くなる寸前の90歳を過ぎても必ず投票には行っていた。 最近の社会科教育を知らないが…日本では参政権を得るに至った歴史や、参政権の大切さをキチンと教えないのであろうか? 各選挙における投票率などを見ていると、1票の大切さが分かっているとは思えない甥や姪年代の日本人たち…  生まれた時から手の中にある参政権、自由や平和、それらは獲得に至る血の歴史をなしにしては生まれていない筈なのに。

オバハンにとってはNWAの理事である「たしろ かおる」への1票という意味合いだけではなく、大切な参政権なので、先般、成田から投函して頂いた「在外投票用紙」が自宅住所のある選管へ届いているかと、今朝は確認の電話まで入れてしてしまった。パキスタンからの電話と聞いて選管の担当者は何事かと泡喰っていた。万が一、「海外からの投票なのに成田からの投函では受け付けられない、無効です」なんて言われたら、思いっきりゴネまくるつもりで気合を入れて電話をしたオバハンだから、担当者が入れ替わり立ち代りで投票用紙を探し、無事、着信を確認してくれたから、やれやれ~~~

オバハンの応援する「たしろ かおる」は無名の新人だが、その基本となる考え方は5年もに及ぶアフガンやパキスタンでの支援活動や、激戦地であった沖縄研修で培ったものだ。「平和でなければ個人の幸せはあり得ない」と考えた平和への希求を、応援するオバハンたちも大切にしたい。


ニュースで… 映画「ザ・コーヴ」、イルカ漁をテーマにしたドキュメンタリー映画が、波紋を広げていると。内容を見たわけではないから、とやかく言えないが、先般もチラっと書いたが、一方的な欧米的愛護思想は実に不愉快だ。毎年2万3000頭ものイルカが殺されていると、イルカ保護活動家は騒ぐ… それなら年間、何億頭の羊や山羊、牛や豚が殺されているのか!!とオバハンなどは言いたい。
羊や牛・豚は良くってイルカや鯨がダメな理由はいったい何なのか? イルカや鯨がだめなら、いまに大洋にいる魚もダメと彼らは言い出しかねない。
同様に、子どもたちが手に職をつける機会を無くし、物乞いになる方を選ばせる愛護思想とは何か?? パキスタンの特産品であるカーペットやサッカーボール、幼い子どもたちが薄暗い部屋で奴隷のように使われていると見るのは、一方的過ぎる。 さらに言うなら、欧米日の民主主義の押し付けも、どこの国にも当てはまるものではない!! それぞれのお国事情がある筈だ、それらを見ずに一方的な押し付けには断固、反対だ!