今回の衆院選挙は「未来選択選挙」と

衆院が解散し、それに伴って在パ日本大使館から「第49回衆議院議員総選挙の、在外公館投票の実施について」案内が来た。国内の投票日は10月31日だが、当地では「在外選挙人証と身分を証明するもの」を持参し、10月20日~24日までの間に日本大使館へ行って投票。投票済みの用紙は日本で在住していた市町村へ送られ開票される(と記憶する) ただし治安が悪い当地では、単に日本大使館へ行って投票すれば良いというのではない。大使館のある外交団地区への入域には、警備当局への登録が必要・・などと、事前に面倒な手続きがある。まぁ電話で済む話ではあるが、それでも面倒は面倒だ。オバハンなどは家から車で10分の距離だが、首都以外に暮らす日本人なら「投票」に行けるような状況にはないだろう。なによりも・・日本大使館へ在留届けを出している日本人は子供もあわせて1000強くらいではないのかな。当地の人と結婚し、地方へ行ってしまえばイスラマバードへ来ることすら出来ないだろうに。そういう方々を大使館が、どれだけ把握していることか。

さて、今回の選挙は「未来選択選挙」というのらしいが、何時だってそうではないのか?何を今さら・・そもそも岸田総理は、総裁選の折に何と言ったか?総裁選だから自民党員に対して所信表明であって、国民に対して言ったのではないと言いたいのかも。とにかく今回の総選挙では、
令和版所得倍増、住居費・教育支援など等は大きく挙がっていないらしいが、総裁選の公約と、総選挙の公約は別物だというのかね? 韓国人の平均年収よりも、日本人の年収が少ないとの昨今、日本人の所得が倍増とまでは(今は願わなくとも)日本が低賃金から抜け出せる政策に力を注いで貰いたいものだわ。総裁選の折には「10年以上、国民の声を書きとめて来た。そのノートは30冊になる」と言って、小型のノートをこれ見よがしに振り上げていたのは何だったのか?
過日、立憲民主党の辻元議員が衆議院代表質問で、近畿財務局の職員・赤木俊夫さんの奥さんの手紙全文を読み上げたと大きく取り上げられていたが、国民の話を良く聞くという岸田総理は、赤木さんの奥さんに返事をしたのか??「再調査はしない」という政府自民党の方針だが、早々と岸田総理の看板には「偽りアリアリ」の状況だな。