武装勢力と敵対勢力

日本は入梅とのことだが当地は6月の半ばになろうとしているのに、まだ40℃にならない。湿度も30%と乾いた日が続いているので、扇風機をゆるゆるまわした状態で室内は充分に涼しい。もっともTVで報じている気温の表示は40℃を超えているが、新聞の方は常にTV報道より2~3℃低い39℃だ。不思議~~~。
昨夜は、登山隊も出発したので睡眠不足を補うため、TVも見ずに早寝をした。例年に比べると過ごしやすい毎日なので体力が落ちる筈もないのに、なんとなく疲れが溜まっている。早寝早起き昼寝はするものの、朝5時から動き始めるせいかもしれない。

5時、TVをつけるとペシャワールの最高級ホテルが大破したとのニュース。当局推定では500kgの爆発物、それを積んだ小型トラックが銃を乱射しながらゲートを通り抜け、ホテルの正面へ突っ込んだという。昨秋のマリオットほどではないがホテルは見事にボロボロとなっている。 知り合いが週明けからペシャワールへ出張だと聞いていたので電話を安否を尋ねてもらったら、「団体からの指示でコンチネンタル・ホテルに泊まる予定で向かっていたら… 目の前で黒い煙が立ち昇りホテルが無くなっていた」と。普段から十二分に気をつけている人だから事故に遭う確率は低いが、巻き込まれなかったのは「単に運が良かった」としか言いようがない。

当局は掃討を続ける政府に対する武装勢力の報復だと発表しているが… マリオット・ホテルとパール・コンチネンタル・ホテルはオーナーが一緒。過去6回の爆破のうち、純粋に武装勢力に狙われたのは半分くらいではないかとは巷の話。誰と敵対しているかは、怖くて書けないが…