10日間の停戦

いやはや、まいった・・・鬼の霍乱、涙、涙、涙。 もともと風邪をひかないことを大の自慢にしていたのに… そして風邪かな?と思っても一晩寝たら治っていたのに… 10数年ぶりの風邪?で寝込んだぁ~~ 根性ナシ~~~

ギルギットからの帰り便は欠航、雲行きは異常。1週間も 山の中で閉じ込められたらエライことになると急遽、陸路での帰宅に変更し19時間の車中で風邪をもらった。 道中では身体を動かす元気もなく、途中のバザールで薬を 買って飲む気にもなれず、熱と発汗で水分欠乏となったせいかトイレにも行かず飲み食いもせず、 ただ倒れていただけなので、それで充分こじらせた。  這うようにしてイスラマに帰り着き、寝ているだけも辛いので2時間寝ては1時間は事務所へ 出てきたが、1週間、酷かったなァ…。ようやく復活の兆し。
久々に新聞を見る元気??が出て取りに行ったが、2度も忘れて手ぶらで戻って来たから、まだまだ本調子には遠いか。


北西辺境州スワット地域で反政府活動を続けている、強硬派タリバーン(TNSM)が10日間の停戦をすると発表したとか。町は一時的にも静けさに包まれたのだろうか? 
パキスタン政府は昨年5月、スワット地域の武装勢力との和平合意に努力したが上手く行かず、「話し合いだけではダメだ、軍事力も見せないと!」と、以降強硬な対策に転換していた。
春、農作業の始まる時期になって…農生産時期を見誤れば住民からの反発がさらに大きく、タリバーンへの支持を失うと武装勢力側が判断したのだろうなぁ。10日間の停戦で政府との間で話し合いが少しでも進展し、子どもたちが安心して学校へ通えるようになって欲しい。